杉の梢は、青い空の中にある。その杉は弥生式時代の儀礼に使用された鉾に似た姿で、空へとまっすぐに伸びている。古代人は、その儀礼用の鉾の姿に似ているところから、空を求める杉を鉾杉とも呼んだ。「何時の間も神さびけるか香具山の鉾杉がもとに苔むすまでに」 (万葉集)」北山杉は、北山の人々の愛情の歴史によって、一つの品種とまでになった。 (北山杉の里、相馬大著)