写真(右)は、stereo誌(2005/1月・3月号)の「あなたのお部屋をワタシがチューン!」で特集された、石田邸のリスニングルームです。サーロジックの村田氏の手に掛かったリスニングルームは、いったいどのような変貌を遂げたのか?!ルームチューンにおける技術論は、Stereo誌を読んでいただくとして、ここでは私が実際に体験した音の感想を書き記していきたいと思います。
石田邸にお邪魔するのはこれで3度目になります。最初はリスニングルーム完成直後。2度目は石田さんご自身による、リスニングルーム調整後。そして今回は、音響調整のプロフェッショナルによって構築された音を聴けるという幸運に恵まれました。
試聴に使用したSPは石田さんのオリジナル「木彫」。ユニットにFE88ES−Rを使用したバックロード・バスレフ型。このSPは小型でありながら低域は50Hzまで充分なレベルで再生し、また88ES−Rの持つ透明感あふれる中高音を存分に生かした完成度の高いシステムとなっています。この「木彫」の音は以前にも聴いていますが、音響パネルの設置に対して、どのような反応を示すのか非常に楽しみでした。
最初に聴かせていただいたのは、サラ・ブライトマンのライブ録音。いきなり2Chとは思えないほどの臨場感と、これまた8.5cmの小型SPから出ているとは思えない低域の量感とパワー感!あっけに取られるとはこの事でしょう。この雰囲気は、まるで小さなコンサートホールです。更に驚いたのは、たいして録音の良くないソフトでも、
うまく聴かせてくれる事です。
一般的に高域が物足りないと感じると、安易にツーイーターの追加を考えますが、この音はそんなレベルではありません。次元が違います。根本的に違うのです。実はこの音を聴くまでは、反射音を増やす事に懐疑的でしたが、そんな考えは何処かに吹っ飛んでしまいました。この音響パネルには、フラッター・エコーや定在波を減少させ、高域成分を拡散する効果があるようです。(詳しくはこちらをご覧ください・サーロジックHP)この音を聴いて、私が常日頃感じていた高域成分の物足りなさの解決策が明確になりました。足りないのは”部屋の残響”だったのですね。どうりで今までツーイーターを追加しても、自分のイメージ通りにはいかなかった訳です。
オーディオは部屋だ!サーロジック効果に、衝撃を受けまくりの1日でした。
2006.10/23
鉄人Wさん*至近距離で聴く38cmウーハーの存在感!*
静岡のオーディオ愛好家の方々から、”鉄人”と呼ばれるWさんです。
オーディオ暦はそれ程長くはないと伺いましたが、周りのオーディオ仲間の知識と経験を素早く取り入れ、リスニングルームの天井裏や床下を、自分で補強されたとか!裏と下ですよ(ヒエェ〜)!そして部屋中に張り巡らされた石製の反射板は、Wさんのアイデアによるもので、これはベテランオーディオ仲間の好評を得て、皆に採用されています。
システムでまず目に付くのは、Wさんによる自作箱に装着されたJBLの38cmウーハー!そして、やはり自作のウッドホーン!早い話、SPの箱は全て自作ということです。
チャンネルデバイダーを用いたマルチ構成で、「音の変化も日進月歩」と、周りの仲間からは最大の注目を浴びています。鉄人と称される行動力と、良いものをドンドン取り入れる素直さが、こうした急速な進化を促すのだと強く感じ、頭が下がる思いでした。
現時点での音作りは、さらりとした中高音に、分厚く迫力のある低音。耳元で囁くようなボーカルに、いきなりドカンと低音が押し寄せ、ひ弱な私はこの迫力に負けて、リスニングポイントの遥か後方に逃げる始末。この迫力は石パネルによる反射効率がよいことの証明でしょうか!?この部屋の環境なら、どんなSPもうまく鳴らしてくれそうな気がしました。
2006.10/23
EVAさん*これはオーディオホールだ!*
伊豆の国からのEVAさんのお宅です。写真は、リスニングルームの2階席?2階の廊下?から撮りました。
EVA邸は、オーディオのために設計建築された、オーディオホームです!天井の高さといい、傾斜といい、オーディオには抜群によい環境です。リスニングポイントは、高めに設置されたSP
の影響で、舞台を少し見上げているコンサート会場の最前列席のイメージ。リスニングルームは、さしずめオーディオホールといったところでしょうか。さらに
サーロジック社のパネル導入により、完璧とも思える音響空間に仕上げられています。(
EVAさんの情報)(
EVAさんの情報2)
左右の間隔が広めのSPから発せられた音波は部屋中に広がり、広大で見通しの良い音場を再現します。センターに定位するボーカルの実在感、さらりとした質感は、メインのOB1(PMC)の持ち味を存分に引き出すことに成功したからでしょう。
超低域はサーロジック社のウーハーを2台使用!高域も無指向性ツーイーターで粋な味付け!EVAさんの「適度なドンシャリ感は音楽を楽しく聴かせてくれる」という言葉には説得力がありました。
ウーハー特有の充分な低域の量感があるのに圧迫感がなく、音域バランスや力強さ、厚みなども程好いので、音楽ジャンルを問いません。部屋の特性はもちろん、低域が中〜高域に及ぼす影響、高域が中域〜低域に及ぼす影響を正しく理解していなければ、なかなか出てこない音です。
階段を昇り2階席(?)に移動して聴いてみましたが、ホール感やバランスが崩れず、下で演奏しているかのように自然に聴こえます。これは実に味わい深い音でした。
部屋に加え、電源や配線ケーブル類、防振などにも気を配り、オーディオ機器に支配されることなく、使いこなした結果でしょうか、まるでオーディオ機器たちが
、EVAさんのために音楽を奏でる、演奏者のように感じられました。
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