P2-2k. 検査(2) 西ウイミンズクリニックでの不妊治療による妊娠実績は2002年末までに1400名を越えています。
  ★不妊症講座 

【4】 検査(病院へ行ったらどんな検査をするの?) - どのように検査をするの ?

 (1)基礎体温の測定 婦人体温計を用い、朝、目がさめたら起き上がらずに舌下に体温計をはさんで5分間計りましょう。(電子体温計は変動が激しく不適当です。)大体、同じ時間が望ましいです。
 
   
     
 (2)精液の検査 精液は精子ならびに精漿(精嚢腺液、前立腺液、尿道分泌液よりなる)からなっています。
  検査を受ける場合は3〜5日間以内の禁欲期間を持つことが望ましいです。用手法にて専用のコンテナにとっていただきます。検査により以下のように分類致します。
  @無精液症(精液がない)  A乏精液症(精液の量が少ない)  B無精子症(精液はあるが精子がない)  C乏精子症(精液はあるが精子の数が少ない  D精子無力症(精子の運動性が乏しい)  E精子奇形症(奇形の精子が多い)  F精子免疫異常  G膿精液症(精液感染症)
  参考までに、精液検査の正常値を表示します
 
精子濃度 運動率 良好運動率 奇形率 精液量 精子凝集 白血球  高粘度
20〜40×106/ml 40%以上 25%以上 15%未満 1〜6ml なし  なし なし
     
 (3)頚管粘液検査 排卵日近くになると、女性は頚管粘液が増量し、良好な状態の粘液の中でのみ、精子は子宮内に進入できます。排卵日頃には、水様透明の牽引性のある粘液で満たされます。この時の粘液をスライドグラスにとり、少し乾燥させて顕微鏡でみると、シダ様の模様がみられます。
   
     
 (4)性交後テスト(フーナーテスト) 排卵直前の時期に夫婦間で性交を行い、その後頚管内の粘液を採取し、精子の状態をみる検査です。
  顕微鏡下で一視野に5〜6個以上の運動性のある精子があれば、【陽性】。それ以下は【陰性】。また数はあっても不動精子が多い時は陰性で抗精子抗体が疑われます。
     
 (5)子宮卵管造影 子宮口より子宮と卵管の中に造影剤を注入して、レントゲン写真を撮ります。初期の検査でもあり痛みに対する不安も強いので造影30分前に痛み止めの座薬を入れます。
     
 (6)経腟的超音波 腟内に超音波断層装置を挿入し、子宮や卵巣の様子をテレビ画面にうつしだす検査です。この方法により、骨盤腔の様子の変化がかなりはっきりとわかるようになり、いろんな病気の診断に役立っています。
   
     
治療にもなる検査  
1)LH-RH (Gn-RH)テスト 視床下部より分泌されるLH−RH(Gn−RH)を注射し、下垂体の反応性をFSH.LHの分泌パターンよりみるものです。無月経、続発月経、排卵障害の不妊症の人に必要な検査です。
2)子宮卵管造影 子宮頚管の入口から造影剤を注入し、子宮腔や卵管の形を見るもので、卵管の通過性や卵管采周囲の癒着の程度をしることができます。
3)卵管通気通水検査 子宮腔にカーテルを入れ、二酸化炭素をまたは生理食塩水を注入し、その注入圧の状態から卵管の通り具合を判定します。欧米では信頼度が低いという理由であまり行われておりませんが、日本ではよく行われています。検査ではありますが、卵管通過障害のある場合には治療的効果もあります。