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102不妊カウンセリン学会 |
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当院における不妊相談のあり方についての一検討 |
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〜不妊アンケートと個人面接の結果から〜 |
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桑原美保、東野美津代、清水真理子、松本房代 |
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辻 悠子、高橋さやか、西 道代、 西 修 |
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西ウイミンズクリニック |
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【研究の目的】不妊治療は、児を得たいという強い希望と、治療に対する正しい理解や心の支えがないと、継続することが難しく、妊孕性の高い時期に、 治療を中断したり、適切な治療を受けられなかったりする場合も少なくない。 当院では、従来から初診時と治療のステップアップの節目に個別の不妊カウンセリング(以下、不妊相談とする)を行っている。しかし、忙しい現場の中で、個別性のある患者に必要な時期に適切な対応ができているか疑問である。 そこで、不妊治療を始めて4ヶ月以上経過している患者に、アンケート調査とその結果に基づいた個人面接を行い、当院での不妊相談のあり方について検討してみた |
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【方法】4ヶ月以上不妊治療を行っている患者を対象に、質問紙によるアンケート調査(@現在受けている治療、検査についての理解と思い、A今後の治療に対する希望、B不妊相談希望の有無)を実施し、その中で不妊相談希望者を対象に、後日、医療スタッフが個人面接を行った。面接では、ⓐ 不妊相談で どんなことを相談したかったのか ⓑ 当院の不妊相談は申し込みしやすいかについて聞き取り調査を行った。 |
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期間;平成21年1月1日〜1月31日 対象者;不妊アンケート:不妊治療を行って4ヶ月以上経過した不妊患者153名 個人面接:不妊アンケートの結果で不妊相談を希望した患者26名 |
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【結果】アンケート対象者の背景〔通院歴〕:平均通院歴は15.8ヶ月。4〜6ヶ月30%、7〜12ヶ月23%、13ヶ月〜18ヶ月18%、19〜24ヶ月13%、25ヶ月以上16%。〔年齢〕:平均年齢は、34.2歳。20〜29歳が17%、30〜34歳が40%、 35〜39歳29%、40歳以上14%。〔不妊原因〕(複数回答):原因不明44%、卵管因子31%、子宮内膜症6%、抗精子抗体0.7%、男性因子12%、その他3%。〔現在受けている治療]:タイミング療法43%、人工授精32%、体外受精12%、顕微授精13%であった。 |
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アンケートの調査結果 現在受けている治療や検査については、「理解している」が55%、「不安はあるが理解している」が44%、「あまりよくわからない」が、1%であった。不妊相談を希望する患者は17%であり、そのほとんどが一般不妊治療中であり、ART治療中は1名であった。また初診から4〜6ヶ月経過している患者(50%)が、最も多く不妊相談を希望していた。次いで13〜18ヶ月と7〜12ヶ月が各々19%と多く、25ヶ月以上では、12%であった。 |
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個人面接での調査結果 ⓐ 不妊相談を希望する理由は、〖情報の提供〗:次にどんな風に治療が進むのか早期に具体的に知っておきたい/自分では、うまく言えないので、夫に時間をかけて治療や検査の状況を説明してほしい/このまま一般不妊治療希望だが、それでいいのか治療の振り返りをしてみたい。 〖夫婦間の調整〗:夫との思いに違いがあり悩んでいるので話を聞いてほしい/夫の仕事が忙しくあまり協力的でないので不妊相談をきっかけに協力してもらいたい/など。
ⓑ 当院の不妊相談の申し込みについては、不妊相談をしているのは知っているが、いつ、どんなことで受けていいのかわからない/なんでも相談するのは、医師や医療スタッフに悪い/聞きたいことの内容が医師や医療スタッフに聞いてもいいのか迷い/医師や、医療スタッフが受けるよう言ってくれるもの/体外受精を受ける人が受けるもの/相談したいが、時間が取れない、夫が忙しい/どんな人が相談にのってくれるのか不安/など。
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【考察】従来は治療のステップアップの時期に不妊相談をすすめていたが、治療を始めて4〜6ヶ月頃の早い時期に不安を抱え、不妊相談を受けてみたいという患者がいるということがわかった。基本検査が終了し、治療も何回か経験している3〜4ヶ月目頃からの患者への働きがけが必要であると感じた。また、当院の不妊相談について、院内掲示のあり方や、初診時での説明、相談しやすいスタッフの雰囲気作りに配慮することも重要と考える。 |
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<これからの当院の不妊相談の取組みについてのまとめ> |
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初診時 4ヶ月目〜6ヶ月目
12ヶ月目 
オリエンテーション 一般不妊治療中の患者に
不妊治療中の患者に 治療の振り返り
治療の振り返り
↑ ↑ ↑
@初回不妊相談 A不妊相談 B不妊相談
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@
初回不妊相談でのオリエンテーションや、院内掲示でアピールしていく。
A
通院の4〜6ヶ月の間に一般不妊治療中の患者にアンケートを実施し、希望者に不妊相談をすすめていく。
B
12ヶ月を経ても不妊相談を過去に受けていない患者、治療について悩みがある患者を対象に治療の振り返りを含めた不妊相談を行っていく。
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以上のことを実施しながら、これから患者が、主体性のある治療の自己決定を行っていけるためにどのような支援が必要か模索していきたいと思う。 |
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