1. タウリンのコレステロール低下作用
高コレステロール食により高コレステロール血症を誘導したラット、マウスなどにタウリンを与えると、血漿コレステロール濃度や肝臓コレステロール濃度が低下することが知られています。この作用機序を解明するために研究を行っています。
(これまでの研究から推定される作用機序)
●糞中への胆汁酸排泄増加
糞中への胆汁酸排泄増加に以下の機序が示唆されてきました。
A. 胆汁酸再吸収抑制説
本研究室では、タウリン投与により胆汁酸再吸収が抑制されることを示唆しました。現在、この要因によるコ
レステロール低下が主要因ではないかと推定し、精力的に研究しています
B. コレステロール異化促進説
これについても可能性を示唆してきましたが、タウリンによるコレステロール低下の寄与度はA.より小さいのではないかと思っております。*この点はまだ研究しないとわかりません
尚、本研究室では、タウリン投与時に消化管への胆汁酸分泌量が変動しないことを明らかにしており、糞中胆汁酸排泄の増加にA.の説が強く関わっていると考えています。