栄養学に関する新しい知見を見出すため、ラットやマウスを用いて研究をおこなっています。特に消化管下部における発酵に焦点をあて、この発酵と生体機能の変化の関係を明らかにしようとしています。大きく次の2点について研究を進めています。
- ルミナコイドによる大腸内発酵の制御
健全な大腸内環境の構築はさまざまな疾病予防につながる可能性が高いため、食品成分による大腸内発酵の適切化を図ろうと考えています。特に食事導入期(離乳期)の食餌内容が大腸内環境に与える影響は大きいので、この時期の食事のあり方について検証しています。
- 大腸内発酵によって生成した水素の生体内抗酸化作用
近年、H2の生体内還元性が示され、大腸内発酵によって生成したH2も同様に抗酸化作用を示すのではないかと考えています。実際に生体内酸化ストレスを軽減する知見を得ており、British Journal of Nutritionに採択されました。1.の研究と絡めて研究を進めています。
これらの研究を通じて、大腸内発酵を軸とした新しい栄養学の概念を構築できればと考えています。