高齢者の頭部打撲
                                       こじま脳神経外科・内科クリニック
                                       236-0042 横浜市金沢区釜利谷東6−21−1
                                       電話 045-791-3177
高齢者の頭部打撲の注意点
65歳以上でアルコールを多く飲む方に多い病気が慢性硬膜下血腫です。
平均年齢73歳
打撲から症状がでるまでの平均日数55日
症状:頭痛、歩行障害、物忘れ

打撲した場合、CT検査で硬膜下水腫が発見されてから血腫になることが多いため
打撲したら症状がなくてもCT検査してください。
水腫があれば1ヶ月にCT再検査します。

硬膜下水腫と硬膜下血腫内へヨウ素移行率を比べ
ると血腫の方が移行率が高く量が増加しやすいこと
を意味しています。
この天秤は硬膜下血腫の出血と吸収のバランスがく
ずれると血腫が増大したり小さくなったりします。


頭部打撲後1ヶ月後頭痛で来
院、CTでは左の慢性硬膜下
血腫があり、経過観察。
2週間後頭痛と右下肢麻痺
だあるため手術を施行。
手術後麻痺、頭痛は改善。
手術後2ヶ月後のCTでは血
腫はほぼ完全に消失してい
る。
手術した症例

頭部打撲後1ヶ月で来院、頭
痛のみのため経過観察
1ヶ月後血腫はやや小さくな
さらに1ヵ月後血腫は完全
に消失する
手術しないで経過観察のみで治った症例

頭部打撲後3日目のCTで
は両側に硬膜下水腫(脳の
表面に黒く見える部分)が
あります
打撲後1ヶ月後のCTでは左
慢性硬膜下血腫になってい
ます。頭痛のみで経過観察
さらに1ヶ月後のCTでは
硬膜下血腫は完全に消
失しています
硬膜下水腫から硬膜下血腫になった症例


治療
血腫が大きくなり症状が悪化すれば手術をします。
血腫が小さくなれば手術しないでCT検査をしながら様子をみます。
手術:頭皮を3cm切開して骨に1.2cmの穴を開けてから血腫を洗浄します。
局所麻酔で済み手術も30分程度で終了します。
入院期間は10日前後です。

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