高コレステロール血症
                                      こじま脳神経外科・内科クリニック
                                      236-0042 横浜市金沢区釜利谷東6−21−1
                                      電話 045-791-3177
コレステロールの中で特にLDLコレステロールが高いと心臓病や脳卒中になりやすいことが証
明されています。LDLが高いと血管の内膜にコレステロールが溜まりいわいる粥状硬化が起
こります。これが悪化すると血管が詰まり脳梗塞や心筋梗塞につながります。脳梗塞の予防
のためにもコレステロールを低下させるべきです。最近のコレステロールを低下させるHMG還
元酵素阻害剤は肝臓でのコレステロール生成を減少させるだけでなく粥状硬化した血管の膜
の安定化作用もありこれが重要と考えられます。なぜなら膜が急に剥がれたり出血したりする
と血管がつまり重症の脳梗塞が起こります。そのため血中のコレステロールを低下させるだけ
でなく血管の膜を安定化させることが大切です。最近の研究では(TNT試験結果:心臓病100
001例の患者にコレステロールを下げる薬を低容量と高容量を投与して心臓病の発生率を5
年間観察)LDLが160では4.9年で20%の人が発症し、LDLが100では10%の人が発症
し、LDLが80では5%の人が発症した。これよりLDLは低いほうが心臓病などの血管障害が
発生しないことが証明されました。
また脳卒中予防クリニックのM.Moonis氏はスタチンは血栓を抑制するため脳梗塞のリスク
が減少すると発表した。その中でLDLを70mg/dl以下にする必要があると説明している。

人間ドック学会の高コレステロール血症の治療指針
判定区分
A
B
D(1)
D(2)
D(2)
指導
病気なし
高血圧、心臓
病、糖尿病など
のある方:
経過観察
要精密検査
要治療
要治療
総コレステロール
男女
140-219
220-239
139以下
240以上
260以上
TC mg/dl
閉経後
150-239
240-259
149以下
260以上
280以上
悪玉コレステロール
男女
60-139
140-159
59以下
160以上
180以上
LDL mg/dl
閉経後
70-159
130-179
69以下
180以上
200以上

悪玉コレステロール、善玉コレステロールの説明

処方
当院では従来の水溶性のメバロチンと脂溶性のリピトール、リバロ、リポバス、ローコールを処
方しています。多剤を服用している人は飲み合わせの副作用の少ないメバロチンがいいと思
います。リバロは糖尿病を合併する人、ローコールはコレステロールがそれほど高くない人に
処方しています。
中性脂肪のみ高い人にはベサトールSRを処方しています。
効果はリピトールではコレステロール値が300から200以下に低下しています。
副作用
副作用で注意を要するのは横紋筋融解症です。10000人中5例とすくなくそれほど心配あり
ません。またリピトールは血糖を上昇させる作用があり糖尿病の方の服用には注意を要しま
す。
スタチン系薬剤のその他の効能
1、アルツハイマー病の予防:リピトール80mgを服用した群では有意にアルツハイマー病の
発生率(認知、行動障害)が低かった(Archives of Neurology 2005,62,753-757)
2、前立腺癌の進行の予防
3、脳卒中の「予防
4、抗炎症作用 肺炎の予防にもなります
5、抗酸化作用 血管の老化を予防します
                                        食事療法について
       食事療法のホームページをリンクしました。体重、身長を入力して調べてください。
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コレステロール 吸収のメカニズム
コレステロール 吸収のメカニズム