アルファベット漢字
20年以上前から、海外から来た留学生に篆刻を体験してもらう講座をやっている。彼らは日本語や日本文化を学ぶために来日したので、篆刻という中国から伝来した熟語を知らなくても、はんこという日本語は知っていることが多い。
中には、帰国する際に自分の名前のはんこを作って、お土産にしたいと思って来た人もいた。でも、アルフアベットの名前でどうやって作ろう?一つの解決策は、名前の音や意味から見つけた漢字を当て字にする方法だ。エミリーなら「恵美里」、マリアなら「真理安」などなど。
篆刻は多くの場合、2千年以上前の秦の姶皇帝の時代に定められた「篆書」という書体を使って彫る。また中国には、漢字に強く影響を受けて創製された、少数民族の「疑似漢字」というのがいくつかある。
ある時、これらの字形を眺めていると、偏や旁の部分がアルファベットの形に似ているように見えた。少数民族が疑似漢字を作った方法で、アルファベットを寄せ集めて再構築し、偏や旁に見立てて組み合わせてみた。
Oは「くにがまえ」に、Bは「こざとへん」に、Eは90度回転させて「やまへん」に…。これを篆書のようにデザインして篆刻を作れば、どこの国に持ち込んでも、エミリーはエミリーと読めるのではないか。
こうして考案した「アルファベット漢字」を用いた篆刻は、意外な″国際デビュー″を飾ることになる。元駐日米大使のトーマス・フォーリー氏の友人から依頼され、彼が2001年に離日する際の贈り物になったのだ。05年には有名ブランド「エルメス」創業者一族の、ジャンルイ・デュマ・エルメス氏への贈り物にもなった。
留学生のための講座でも人気で、特にスイスの学生などは初心者とは思えない出来栄え。Tシャツなどに自分の名前の篆刻を押して、楽しんでいる。
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(フォーリー) |
(トーマス) |
(デュマ・エルメス) |
Alphabet Kanji
Those articles are based on the Seal Engraving encompassed with image of Alphabetically composed Japanese Kanji
Seal Engraving is one of the Chinese traditional arts, designed not only for the name of the artist, but also as one of the elements to enhance the beauty of art.
Those Kanji engraved in the seal are derived from Chinese characters which were created as art of expression in ancient China some 3.500 years ago.
Likewise, Alphabetical Kanji were created as literary characters similar to the elegant style those ancient Egyptians liked to use.
You many think the design of my original Alphabetical seal is a reflecting image coming from Kanji which were creatively and artistically arranged .
Thus, my original concept above is called as “Alphabet Kanji".





