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2007.9.1
    弟子入り10年6カ月 三遊亭神楽さん 29日には披露パーティー   
       
真打ちに昇進する三遊亭神楽さん

青森市出身の落語家三遊亭神楽(さんゆうてい・じんらく)さん(37歳)=本名・神博充=が10月1日付で真打ちに昇進する。
三遊亭円楽師匠に弟子入りして十年六カ月での真打ち昇進は落語界でも早い方だけに、円楽一門の期待は大きい。
現在いる落語家で五人目の本県出身の真打ち誕生となり、9月29日に東京・上野精養軒でひいきのお客らを招いて真打ち昇進披露パーティーを催す。

 神楽さんは1970年生まれ。
青森戸山高校、立正大学法学部卒。コンピュータ関連の会社に勤めるが、二年余りで退社し国内外を放浪する。そして97年4月に円楽師匠を頼って落語界入りし、2000年3月に二ツ目になった。
 
円楽一門が毎月、寄席を開いているお江戸両国亭が神楽さんの主な活動の場だが、本県とゆかりのある小料理屋の二階などで定期的に落語会を設けて芸に磨きをかけた。二ツ目になってからは古里への恩返しの思いを込め、青森市や弘前市などで毎年のように独演会を開いてきた。
 
神楽さんには下積みからの努力と頑張りで持ちネタが百ほどある。
江戸落語など古典の正統派だが、独演会などで頼まれれば津軽弁落語を披露、県人らに喝さいを浴びている。「噺(はなし)家は多い。何か特色がないといけないと思っているので、自分が生まれ育った土地の言葉、津軽弁を大事にしたい」と神楽さん。
 
今年の正月に円楽師匠から「十月から真打ち」と言われ、その時点で真打ち昇進が内定した。出ばやしはねぶたばやしで、真打ち昇進後も高座名を前座からの神楽で通す。神楽さんは「トリを飾れるよう、古典の人情噺をしっかりとやれるようになりたい」と抱負を述べ、落語界を担う噺家としての強い決意をにじませた。

 真打ち昇進披露パーティーの後、十月からは真打ち昇進披露興行(10月1―11日、両国寄席)が控えている。