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Messiaen in 5 minutes
5分でわかるメシアン
ここは
「『メシアン』ってそもそも何?え、人の名前なの?」
といったメシアン初心者の方のためのページです。
かくいう私も15年ほど前はそうでした…。
メシアンって誰?
オリヴィエ・メシアン(Olivier Messiaen)。
20世紀フランスを代表する作曲家です。1908年生まれ、1992年に亡くなるまで生涯をフランスで過ごしました。
どんな活躍をしたの?
作曲家
として多数の作品を残す一方、ピアニストや
オルガニスト
としても活躍しました。
特にオルガニストとしては、パリの
サン・トリニテ教会
のオルガン奏者を何と60年以上も勤め、日曜ごとにミサの音楽を担当しました。
また、
教育者
としても門下から
ブーレーズ、シュトックハウゼン、クセナキス
といったビッグネームを輩出し、膨大な教程書を著すなど、後世に大きな影響を与えました。
→生涯についてもっと知りたい
どんな曲を書いたの?
彼は大変敬虔な
カトリック教徒
であったため、初期の頃より
カトリック信仰を題材
にした作品が目立ちます。
また、
「音を聴くと対応した色が見える」
という特殊な体質を持っていたために、
色彩感覚
を重視した曲が多いのも特徴です。
音楽技法面では、
オリジナルの旋法
を編み出したり、
インドのリズム
・
ギリシャの韻律
を取り入れたりしながら独自のスタイルを築いて行きました。
戦後になると、様々な
鳥の歌声
を忠実に採譜して、曲に取り入れるという、他の作曲家には見られない独特の手法を多用するようになりました。(日本で鳥の歌を採譜した時の逸話は
こちら
)。
これら数々の新しい音楽語法によって、彼は他の誰にも見られない独特の音宇宙を作り出すことに成功しました。
代表作
として、以下のような曲があります。
主の降誕
(オルガン曲)
時の終わり(世の終わり)のための四重奏曲
(室内楽曲)
獄中で作曲、初演された伝説的作品
みどり児イエスにそそぐ二十のまなざし
(ピアノ曲)
トゥランガリーラ交響曲
(交響曲)
鳥たちの目覚め
(ピアノ+オーケストラ曲)
全て鳥の歌声だけで構成された作品です
アッシジの聖フランチェスコ
(オペラ)
→全作品一覧表を見る
→作曲技法についてもっと知りたい
何から聴いてみたらいい?
「コレ!」といった数曲に絞るのは難しいのですが、
長くない(CD 1枚ぶん以内)
はっきりとした旋律がある
典型的「メシアン・サウンド」が聴ける
といった条件で入門曲を選んでみると…
トゥランガリーラ交響曲
とりあえず何かCD 1枚
、というのであればこの曲がお薦めです。異教的な愛をテーマにした作品で、オーケストラの壮大なサウンド、超絶技巧のピアノ、怪しげな響きのオンド・マルトノ(初期の電子楽器)など、楽しみどころが満載です。NHKの「N響アワー」のオープニング・テーマにもなっていました(残念ながら今は変わってしまいましたが…)。ケント・ナガノ指揮、ベルリン・フィルのCDが1050円の廉価盤で売られています。約70~80分。
→この曲のディスコグラフィーを見る
→この曲のCDを買う
国内盤
輸入盤
時の終わり(世の終わり)のための四重奏曲
戦時中、ナチスに捕虜として捕らえられている最中に
収容所内で作曲、初演
された伝説的な作品です。聖書「黙示録」の一場面をテーマにしています。ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノというやや変わった編成で演奏されます。約40~50分。
→この曲のディスコグラフィーを見る
→この曲のCDを買う
国内盤
輸入盤
アーメンの幻影
やはりカトリック信仰に基づいた
2台ピアノ
のための作品です。ピアノ好きの方はここからどうぞ。約45~50分。
→この曲のディスコグラフィーを見る
→この曲のCDを買う
国内盤
輸入盤
前奏曲集
学生時代に書かれた事実上のデビュー作品。全8曲からなるピアノソロのための曲集です。20世紀音楽にはアレルギーがあってどうも…という方も、ドビュッシーの影響が強いこの曲からでしたらすんなり入れると思います。約30~40分。
→この曲のディスコグラフィーを見る
→この曲のCDを買う
国内盤
輸入盤
→その他の曲のディスコグラフィーを見る
さあ、それでは予備知識を仕入れたところで、壮大なメシアン・ワールドへどうぞ…
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Last Update: 13/Mar./2005
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