リレーエッセー
「節電のススメ」
転勤で、4月から東京生活が始まった。大学卒業以来5年ぶりだ。普段なら周囲からうらやましがられるところだが、今回は違った。
東日本大震災による物資不足、さらに連日流れてくる福島第一原発関連の気味の悪いニュース・・・。皆から心配されながら、恐る恐る上京した。
震災の影響は、3ヵ月を迎えようとしている今でも所々に見られる。とにかく街が暗い。今はやりの節電で、24時間付けっぱなしだった企業広告のネオンは真っ暗だし、コンビニや飲食店の看板もほぼ消灯。特に、地下鉄のエスカレーターが止まっており、階段の上り下りを強いられるのはつらい。
自分なりに、自宅でも節電に努めている。「テレビは主電源を切る」「使っていない電化製品はコンセントを抜いておく」「冷蔵庫の開閉は最小限に」などなど。これまでテレビを付けっぱなしにしながら寝たり、クーラーを最低温度でガンガン使用したり、節電とはまるで無縁の生活だった。我ながら、「ECO」に目覚めてきたのかなと感じている。
梅雨が明けるといよいよ夏本番。計画停電の影もまだちらついている。果たして涼しい夏を迎えられるのだろうか?
執筆者 久本周平
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