妖魅変成夜話

岡野玲子 平凡社 評価指数:★★★★
あらすじ
主人公・李 成潭はわき目もふらず勉学に励んでいた。成潭は官人になるべく科試を受ける為水を目指し旅に出る。旅の途中、成潭は美しい娘・王 珍春と出会い、一夜を共にしてしまうが、実は珍春は幽霊だった。そのあとも仙女に出会ったり、狐と一夜を共にしてしまったりと踏んだり蹴ったり。そのあと無事勉学の甲斐もあって、科拳に合格し進士となり、仕官するために長安へ入る。しかし、成潭が言い渡された仕官先は、正式な機関として登録されていない極秘部署で、龍玉将軍率いる双竜部隊であり、神仙の捕獲を目的としていた。成潭はそのあとも狐や幽霊に絡まれながらも仕事をこなすも、災難続きなことに変わりは無かった。そんな成潭と龍玉将軍を中心とした仙界コメディ。
感想
この作品は全て毛筆で描かれており、まさに中国といった感じだ。また、相変わらず怪しく美しい男を描くのが上手い。一応物語の中では、李 成潭が主人公という事にはなっているが、龍玉将軍の活躍が中心だと思われる。簡単に言えば、「陰陽師」の晴明が龍玉将軍で、成潭が博雅だが、更に博雅を間抜けにしたといった感じだ。そして、その間抜けっぷりが笑えるし、龍玉将軍の妖艶っぷりに惹かれる。また、「陰陽師」よりは専門用語が少ない分、少々オツムが足りなくても、理解して読めるのが良い。また、妖弧の白葉や龍玉将軍の部下である双子の寧々児・姚々児のキャラもいい味出している。毛筆で描かれた美しい絵と、独特の仙界コメディが同居して何とも怪しい作品である。

3巻出ました・・・・・・・。
うわぁぁぁぁぁん。
わかんないんですけど・・・・・。
まじ、わかんないんですけど・・・・。