茜、藍、山桜など、『本・草木染』に用いられる草木は約160種類。初夏から秋にかけ、草木の葉が朝露を含んでみずみずしい早朝、採取した素材を使います。

大釜で草木を煎じ、その染め汁に糸をさらします。色あせを防ぐため、染めは適温でゆっくりと。色どめは、絹の場合は酢、綿は塩を用います。

すすぎは清冽な石清水で。この水の美しさが重要なのです。染めてはすすぎ、干す。これを幾度となく重ね、繰り返し、糸の芯まで色を通します。

さまざまな色に染められた糸は、工房でていねいに巻き取られ、絢爛たる帯へと最後の変身をとげます。博多織の場合、使われる縦糸は五千〜八千本に達します。