詰め替えインクとインクジェットプリンターの話

詰替えインクとインクジェットプリンターの話 概要

かってプリンターの役目は文字が中心で、インパクト型のプリンターが使われていました。これが1990年頃から、写真や画像に広がり、インクジェットプリンターが主力となりました。2000年初めの頃、私はプリント費用を集計してびっくりしました。「インク代が高くついてかなわん」。
友人に相談すると、詰替えインクを紹介してくれました。そして、ミイラ取りがミイラとなり、困っている人も多いはずだと思い、詰め替えインクの販売をはじめました。この間、詰め替えインクの分野も、ずいぶん進歩しました。また色々な関連する問題があります。詰め替えインクと、インクジェットプリンターに関する、知ったこと、学んだ事について少し紹介したいと思います。
プリンターの話
インクジェットプリンターは、大きく分けて2種類あります。1つは、CIJ(コンティニュアスインクジェット)方式で、もうひとつはDOD(ドロップ・オン・デマンド)方式です。CIJ方式のプリンターは、工場や生産現場で使われ、電子部品、金属カン、ガラスに、製造年月日やロット番号、などのプリントに使われ、我々が通常使用するプリンターとは異なるので、詳しい説明は省略します。私も1度だけ見たことがありますが、その後お目にかかったことはありません。
我々が良く使うプリンターは、DOD方式のプリンターです。この方式も2種類有り、Canonやhpが採用するサーマル式とEPSONが採用するピエゾ式があります。どちらの方式を採用するかで、インクや機能にも関連し、添加剤等が異なります。また、熱の影響を受ける昇華インク等は、サーマル式プリンターでは使用できません。
布や陶器へのプリントの話
インクジェットプリンターを使って、布や陶器などへプリントする方法について、最近よく電話をもらいます。陶器へのプリントは、ポリエステルを塗布した、特殊なマグカップや皿等に、専用の転写機(マグプレス機等)を使って転写します。布へのプリントは、フラットベッドプリンター等を使って直接プリントする方法と、紙にプリントした絵を熱で転写す方法があります。
直接プリントは、特殊なプリンターが必要で、我々素人ができそうなのは、この転写の方法です。これにも2種類の方法があります。
興味ある方は、お読み下さい。オリジナルな模様のついた、Tシャツやポロシャツが案外簡単にできます。
インクの話
iインクジェットプリンターで使われるインクには、染料、顔料、昇華、ソルベントなどいろいろありますが、我々にもっともなじみが深いのが、染料インクと顔料インクです。昇華インクは、Tシャツやエプロン、マグカップなどにプリントに使用されるもので、小規模のものなら通常のプリンターと家庭用アイロンを使って、Tシャツ等にプリントすることも可能です。ソルベント(溶剤系)は、業務用のインクで、非常に高い耐候性があり、屋外広告などのプリントに使用されます。
インクカートリッジの話
インクはカートリッジから供給されます、カートリッジはプリンターメーカーによってかなり特徴があります。例えばCanonは、透明な独立型カートリッジが多く使われています。EPSONは不透明で、多色一体型のカートリッジが多数あります。hpは角ばった多色一体型のものが多く見られます。また、インク残量管理用のICチップが添付されているもの、やプリンターヘッドが搭載されているものもあります。
詰替えの話
ここ数年のあいだに、プリンターメーカーは、純正インクを守るため色々な方法を考え実行してきました。技術的な問題もあれば、法的な問題もあります。しかし、詰め替えを認めないわけにはゆきません。プリンターメーカー自体、元々はサードパーティーだったのですから。インクメーカーも、家内工業から、ちゃんとした製造環境をもつ工場に成長してきました。安くて良いインクは、使う人にとって善いことだと思います。またカートリッジは、何度も再利用できます。経済的にも、環境保全にも役立ちます。さらに独禁法の問題も有り、多くの裁判でも、それを認めています。
インク裁判の話
2006年10月18日「インク詰め替えカートリッジ訴訟」東京地裁(エプソンーエコリカ)
2004年12月8日「カートリッジ再生品侵害訴訟」一審:東京地裁(キャノンーリサイクルアシスト)
2006年1月31日「カートリッジ再生品侵害訴訟」二審:知財高裁(キャノンーリサイクルアシスト)
ヨーロッパ議会「新ヨーロッパ リサクリング法2006より実施」
韓国公正取引委員会「韓国公正取引委員会プリンター各社調査」
オランダ消費者協会「smart chip ボイコット」
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