■やきものや ちえさん ■陶額玉手箱 ■やきもの戸棚


八王子窯


■2003年■

11/02 ■おさるのかごや
■ウサギのおやど
■コミュするやきものや



◆むかしむかしあるところにまずしいくつやさんがいました。
いっしょうけんめいはたらいてもなかなからくになりませんでした。
そんなある日ふしぎなことがおこります。◆


という出だしで始まるドイツのグリム童話「こびとのくつやさん」
わたしはちいさいころからこのおはなしが好きでした。

一足ぶんだけ残った皮でしらぬまに、夜中に小人さんたちが靴をつくっ
てくれて、それをお店に置いておくとすぐに売れて、材料を仕入れると
今度はまた夜中のうちに小人さんたちが靴を2足つくってくれてまたそ
れが翌日売れて、だんだんその靴屋さんは豊かになっていきました。

うちが、もしかして「こびとの陶器屋さん」だったなら、小人たちが夜こっ
そりと仕事を手伝ってくれるかもしれません。
朝、仕事場の扉をそーと開けてみます。
眼には見えねども小人さんは姿を変えて自分の前に現れてくれている
のかもと信じています。
夜中の小人さんのように「せっせ、せっせと」仕事をしなっくちゃね。

優さんはこころで作品をつくる人です。
その時々の優しさや、せつなさや愛しさが形になります。
サーッと風が吹くように爽やかに、或いは嵐の中をのた打ち回るように
苦労するときもあります。
ひたむきな心はずーと変わりません。

やさしさにはそれだけで語り掛けてくるものがありますね。
陶器屋さんはまぁるい心でお迎えいたします。