Bread is Back!
ブレッドが1976年秋、再結成後ツアーに出た時TV放映されたライブ映像がエレクトラ・アサイラム レコードが制作したBread is Backです。この映像の内容をご紹介します。

このライブ映像はブレッドが1976年カムバック・アルバムLost Without Your Loveを発表後にツアーに出た折収録されたもので、エレクトラ・アサイラムレコードが制作編集しTV放映したプロモ・ビデオです。ブラジルでのコンサート・ツアーが収録されたと謂われていますが、場所は定かではありません。アメリカのタルサという話もあります。(観客はアメリカ人に見えますので、こちらの説が正しいかも))また時期は77年の初頭だと思われます。30分番組で6曲のライブ映像と2曲がバックグラウンドに使われています。オープニング映像はライブ・サウンドのYours For Lifeをバックにハイウェイを走る2台のツアー・ロードバスを上空から追って撮ったものです。バスは円形状の巨大な会場に入って行きます。現れたメンバーはマイク・ボッツ、ジェイムス・グリフィン、デヴィッド・ゲイツ、ラリー・ネクテル、そしてゲストのディーン・パークスです。控え室でゲイツが3本のアコギとバンジョーのチューニング・チェックをします。ゲイツの気合の掛け声でメンバーがステージに入り、大歓声の中1曲目のFancy Dancerが始まります。ゲイツとグリフィンはサイド・ギターに回り、ディーン・パークスがリード・ギター、ネクテルはベースです。グリフィンのシャウトするヴォーカルでレコードよりワイルド感のあるロック・サウンドを聴かせます。次はBaby I'm-A Want Youゲイツはアコギではなくエレクトリック・ギターでコードを弾きます。グリフィンとのハモりもありレコードよりライブを意識したアレンジになっています。次はThe Guitar Man、残念ながらネクテルはベースに専念、リード・ギターはディーン・パークスでオーソドックスですがそつのないソロを披露します。ここでロードの情景や会場でのファンのインタビュー、リハーサルの様子等の映像がライブ・サウンドのBeen Too Long On The Roadをバックに流れます。スタジオでの演奏に負けず劣らず、ライブでも素晴らしいプレイを聴かせます。次はLook What You've Done、グリフィンはアコギでリード・ヴォーカル、ゲイツがベースでネクテルはキーボードです。ゲイツとのハーモニー部分と後半の重厚なサウンドが素晴らしく聴き応えのある演奏です。次はマイク・ボッツの紹介でゲイツがLost Without Your Loveをピアノで弾き語りますが、レコードと同じくディーン・パークスのソロ、ネクテルのキーボード、ボッツのドラムスのバッキングが入ります。ラストはMother Freedom、グリフィンとゲイツのツィン・ヴォーカルで全員乗りに乗ったプレイはソフト・ロックグループとは思えないハードな演奏、ネクテルのベースもびんびんです。会場は大歓声で最後にグリフィンがGood Night! We Love Youと言って両手で投げキッス、ピックを観客に放り投げて終わります。
メンバーの印象としてはゲイツ、ネクテルはイメージどうりですが、ボッツはお茶目でゲイツに気を使う感じです。グリフィンはチリチリのカーリー・ヘアーでこれまで見た写真の中で一番太っています。映像の中では嬌声を上げるブレッドの追っかけギャル達?の様子もあり、やはり結構な人気グループだったのでしょう。
この映像は30分に編集されたものですからコンサートの全貌は分かりませんが、ディーン・パークスのサポートがあるとはいえ、ブレッドはスタジオワークだけではなくライブでも相当な実力のあるバンドだったという事が証明されていると思います。

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