2004年、真夜中の勝連城跡。学校内で噂になっている、年に一度の「幻の村祭り」の真偽を確かめるために、こっそりと城跡に忍び込んだ、きむたかの子達。雷鳴の中、現れた「長者の大主(ちょうじゃのうふしゅ)」から渡された巻物には「阿麻和利の乱」の真実が書き記されており、きむたかの子達はやがてその内容を読み解く内に、歴史の闇に閉ざされた民草の王としての、真の阿麻和利の姿に近づいてゆく。
舞台は1456年当時の勝連にさかのぼる。海を渡りたどり着いた浜での、「加那(かなー、阿麻和利の童名)」と正義漢3人との出会い。「望月按司(もちづきあじ)」追放と10代目の城主「阿麻和利」の誕生。首里王府の黒い策略。「尚泰久王(しょうたいきゅうおう)」の娘「百十踏揚(ももとふみあがり)」との政略結婚。そして旅芸人の姿を装った「鶴松」「亀千代」の罠。
琉球統一の大きな時代のうねりの中で、台風の如き情熱で駆け抜けた風雲児「阿麻和利」の物語を、546年の時を超え、現代版組踊として地元与勝地域の中高生が見事に演じ切る。

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